Macbook画面コーティング剥がれの「無償交換サポート」を受ける方法

ガジェット

2018年10月、購入当初から徐々に進んでいたMacBookProの液晶(Retinaディスプレイ)のコーティング剥がれをAppleで無償修理(画面交換)してもらいました。

この記事では、自身の手続きの際に調べた情報と実体験をもとに、申し込みから修理後の受け取りまでの一連の手続き、注意点、問題の再発を防ぐための対策についてまとめています。

最終更新:2019年11月

当記事を参考に”ストア来店無し”で手続きをされた方から頂いた情報を追加しました。

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Macbook画面コーティング剥がれの「無償交換サポート」を受ける方法

液晶コーティング剥がれ現象について

言葉で説明するよりも、写真で見たほうがわかりやすいかと思いますので…

steingate こんな具合に、画面に一見汚れのように見える跡(実際は傷)が残るこの現象はMacbookの液晶コーティング剥がれによるものです。

画面の表面に傷がついているだけのため、動作に影響はありませんが、画面消灯時にはかなり目立つ感じ…

「ステインゲート(steingate)」と呼ばれている現象で、2015年ごろから相次いでいるようです。

液晶コーティングが剥がれる原因

調べた限りでもある程度情報が出てきたのですが、一応Appleストアのスタッフに確認を取ってきました。

店員さん曰く、傷(コーティング剥がれ)が発生してしまう原因として以下が考えられるそうです。
①意図的に力を加えて擦る、引っ掻くなどをした
②意図的ではなくとも、何らかの過失(清掃方法を間違える等)があった
③本体を閉じた時に発生する下部(主に淵とキーボードのキー)と画面の接触によって生じた摩擦

①は当然として、②も分かりにくいのですが公式で正しい手入れの方法が明記されており、それ用のクロスが本体購入時に付いてきます。
しかし、③については…設計のミs(スタッフも明言できないようで、答え辛そうにしておりました)

ネット上の情報を参考にする限りは、③については「キーボード側ボディと接触する上部全面がディスプレイである」ことと「閉じた際の薄さの追求」による致しかたないもののようです。

私の場合もそうだったのですが、特に乱雑に扱っているわけでもなく、日に日に傷が増えていくという状況に疑問を覚えているユーザさんはこの③に該当している可能性が高いです。

ではこのステインゲート問題、どのような解決策があるのでしょうか?

液晶画面修復/交換の選択肢

コーティング自体を復活させること(修復)はまず無理のようで、液晶画面を交換する必要があります。

現在、選択肢としては、以下の3つが存在します。
・自分で交換部品+工具を調達し交換する
・非正規の業者に頼んで交換してもらう
・正規業者(Apple)の修理サポートを受ける
自分でできれば安上がりですが、保証期間内の商品はバラすと保証対象から外れる場合がほとんどでミスると最悪動かなくなります。
完全自己責任になるので、よほどの自信と覚悟がない場合はプロに依頼した方が無難かと。

非正規の業者に頼む場合は即日で修理が完了する場合もあり、ダウンタイムは短めですが、部品代にプラスして工賃がかかるのでやや割高で「いざという時の最終手段」といった感じです。
また、こちらも保証期間内の商品が保証対象外になってしまうことがあるので注意が必要です。

3つ目がこの記事の本題とも言える内容なので、ここから詳しく解説していきます。

Macbookの画面のコーティング剥がれに関する「Appleの修理サポート」について

Appleの提供する「交換/リペアエクステンションプログラム」には現在、Macbookの画面のコーティング剥がれに関する記載はありません。

以前はあったそうですが、2017年11月ごろに表記は消えたようで、この現象による修理サポートは事実上終了したとも受け取れます。

通常修理として画面交換を行った場合は、結構な金額がかかります。

しかし、ネットで調べていたところ「現在もこのプログラムは暗黙的に有効になっており、条件に該当していれば無償でサポートを受けられる(実際に受けた)」という方々の情報にリーチしました!

実際にたどり着いた情報というのは、

Appleは、一部のMacBookやMacBook Proでディスプレイの反射防止コーティングがはがれる問題について、無償交換修理の期間を延長したことがわかりました。
2013年以降に発売された各モデルが対象となります。
<中略>
この問題に対し、Appleは無償での交換修理に応じており、今年2月には購入時期の対象を「購入から3年」に拡大していました。
米メディアMacRumorsによると、Appleは無償修理の期間を「購入から4年以内」まで延長しています。
Apple、MacBookのコーティングはがれ問題の交換修理期間を延長(2017/11/19)

というものです。どうやら最近でも無償交換をしてもらったという方々は、これに該当しているようです。

この情報の元であるMacRumorsによると「Appleは、この交換修理サポートについて広く周知することはしていない」一方で、以下のモデルについては購入から4年間の無償交換修理の対象になっているとのこと。

対象機種(2018年11月時点)

2013年 13インチ MacBook Pro
2013年 15インチ MacBook Pro
2014年 13インチ MacBook Pro
2014年 15インチ MacBook Pro
2015年 13インチ MacBook Pro
2015年 15インチ MacBook Pro
2016年 13インチ MacBook Pro
2016年 15インチ MacBook Pro
2017年 13インチ MacBook Pro
2017年 15インチ MacBook Pro
2015年 12インチ MacBook
2016年 12インチ MacBook
2017年 12インチ MacBook

※上記の対象モデル一覧は、現状”公式情報”ではありませんので、事前にサポートに問い合わせた上で自分の端末が無償交換の対象かどうかの確認をお願いします。
追記:実際に日本のApple Careサービス&サポートラインへ問い合わせた方より「購入から4年以内であれば無償修理の対象であることは事実」との情報をいただきました。

Apple Careに加入している(保証期間内である)必要はあるのか?

Apple製品には購入から1年の製品保証、Apple Careに加入している場合は購入(加入)から2年の保証がついており、故障や破損などのトラブルに無償もしくは通常の修理よりも割り引いた金額で対応してくれます。

ただし、この暗黙の画面交換サポートについては、Apple Careに加入しているかどうかは問わないようです。

実際、私もとっくに保証は切れており(2016年6月購入)Apple Careも有効でない(そもそも入っていない)という状況でしたが、対応してくれました。

無償交換申し込みから完了品受け取りまでの手順

現状、私が調べた限りでは「問い合わせ(無償交換対象かどうかの確認)をした上で、端末をApple側に預ける(→修理する)→端末を受け取る」というプロセスが最もスムーズな手順です。

図にまとめてみました。
flow 問い合わせからストアに持込に伸びる矢印が点線になっている理由は、店舗に直接出向いて端末を預ける際には電話での問い合わせは必須ではないからです(その場で対象かどうかジャッジしてくれます)

しかし「来店予約し行ってみたものの、無償交換対象外だった」という自体を防ぐためにも、事前にお問い合わせ(サポートへの電話)で無償交換可能かどうかは確かめておいたほうが時間を無駄は省けるかと。
注意点
このAppleを通した交換作業は、提携の工場に持ち込んだ上での作業になるため、どのルートを選んでも端末が手元から1日以上必ず離れます。
私の場合、手元に戻ってくるまでに1週間を見積もるよう言われました(実際4日ほどで戻ってきましたが)
よって、使えない時期ができると生活に支障が出るという方は要注意。

ここから先は、各手順について解説していきます。

問い合わせ

問い合わせのルートは複数あるのですが、ここでは最もスムーズ(やりとりが最短になる)と思われる手続き方法を解説しています。

えいやーで問い合わせてしまうと個人情報、Apple ID、端末、症例などの紐付けを行うためのやりとりが発生してしまう可能性が高いので、以下の状況を揃えた上で問い合わせていきます。

・Apple IDでWebのAppleStoreにログインできる

※思い出せないという方はこちらからリカバリーを


・Apple IDに紐づいているデバイスリストに無償交換を検討している端末が登録されている

※追加/確認方法についてはこちら


1. Apple Store Webサイト「マイサポート」にアクセス→サインイン

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2. マイサポートのトップページ上に表示されているマイデバイスの一覧から、問い合わせたい対象の端末をクリック

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3. デバイス詳細ページ下部の「サポートへ問い合わせる」をクリック

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4.「ハードウェアの問題」をクリック

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5. 「ディスプレイの問題」をクリック

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6. 「いますぐアドバイザーと話がしたい」もしくは「チャット」をクリック

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7. 表示された内容に従って手続きを進める

①無償テクニカルサポートサポート範囲内の場合

チャット、電話でのサポートを受けることができますので、各ページの操作手順に従ってオペレータとやりとりします。

②無償テクニカルサポート期限切れの場合

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すでにその端末の保証(購入保証、Apple Careなど)が切れてしまっている場合、「お客様の製品は無償テクニカルサポートの対象ではないようです。」と表示されてしまいます。

でも大丈夫!

Apple Careサービス&サポートラインの電話番号に電話することで、取り合ってもらった方がいるようです。
後日有償電話サポート代を請求されたという話もありませんでした。

前述している通り、このサポートについては端末が保証期間内であるかどうかは関係なく適用されているようですね。

私は電話/チャットでの事前問い合わせは行わずに店舗に持ち込んでしまったため、詳細なやりとりは不明ですが試してみる価値はあるかと思います。

その際は色々聞かれるかと思いますので、マイデバイスの画面を開いた状態で行うのが良いかと。自分のApple IDや端末のモデル名、シリアルナンバーなども確認しやすいので。

端末を預ける

郵送や画面交換作業によって生じたデータ損失は保証されません。
引き渡し前に必ずバックアップを取りましょう(Apple側からも確認されます)

今までバックアップを取ってこなかったという方は、この機会にバックアップをとってみてはいかがでしょう?

①集荷してもらう

配送業者が任意の場所(基本は自宅)まで集荷に来てくれて、それをそのままApple提携の工場に送ってしまうというルートです。

こちらの方法で対応してもらっている方はチャットでのやりとり/問い合わせの電話の際に詳細(日時の調整)を行い、梱包材(箱や緩衝材)も業者側が用意してくれるようです。

状況(住んでいる地域や希望する集荷時間帯)によって変わる可能性はありますので、オペレーターの指示に従いましょう。

②来店予約→店舗で引き渡し

ストア経由で提携の工場に送るというルートです。

梱包→発送の手続きは全てストア側が行なってくれます。

予約なしでストアに突撃すると、長時間待たされる、もしくは当日に対応してもらえないという結果になりかねませんので、予約をしておくと安全です(都心部の店舗の場合、土日祝日は平日の比じゃないレベルの混雑っぷりなので、来店予約は必須です)

以下でWebからの端末持ち込み予約方法を解説します。

1. 問い合わせ時と同様の手順でサポート方法選択ページにアクセスし「持ち込み修理」をクリック

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2. 持ち込み可能な店舗を検索する画面に遷移するので、任意の場所を入力し、検索ボタンをクリック

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3. 場所の候補が表示されるので、希望する店舗を選択する。日付と時間を選択するウィンドウが表示されるので、希望の日時をクリック

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※クリックしたタイミングで予約が確定しますが、時間の変更/キャンセルできますので間違えても大丈夫です

4. 予約確定画面に遷移します。強制ではありませんが、任意でコメントを入れておくもよし。

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5. 来店→受付

予約した日時にストアに行って、預けましょう。

流れは店舗ごとで多少異なりますが、Appleストア(Ginius Bar)に行けば誰かしら店員さんが声をかけてくれます。

受付の際には個人情報(Apple ID等)を確認され「端末のバックアップを取ったかどうか」の確認があります。

また、預かる前に「前診断」というものが行われます、このタイミングで再起動をかけることになりますので、あらかじめ電源をおとしておいたほうが無難かと。

返送方法についても聞かれます。郵送か店舗受け取り取りに来るかを指定できます。

店舗受け取りは預けた店舗のみですが、郵送の場合住所を指定できるので、自宅以外の「会社に送る」といったこともできるようです。

修理完了端末の受け取り

①郵送受け取り

通常の宅配便と同様に受け取るだけです。
修理内容やアフターフォローについて記載されている証明書も同梱されています。

②来店予約→店舗で引き渡し

修理が完了し、端末が店舗に届いたタイミングでメール連絡がきますので、それ以降(記載されている期間内)で取りに行けば受け取りできます。

4_11
こんな感じです。
本文内に記載がありますが、受け取り時には顔写真付きの身分証明書が必要になりますのでお忘れなく!

来店の際は、修理品受け取りの旨をスタッフに伝えると、所定の場所まで誘導してくれます。

手続きは本人確認→修理状況確認→受け取りサインという流れで完了します。
もちろん証明書ももらえます。

来店予約については特に必要ないようです。
ただし、週末など混雑する日は待ち時間が長くなる可能性もありますので注意は必要です。

修理状況を確認する方法

預けている間、マイサポートから修理状況の確認ができます。

6 作業が完了し、返送が済んでいる場合は追跡番号が表示されますので、運送会社情報ベースでどの辺りにあるのかがわかります。

進捗が気になる方はぜひ活用してみてください!

私が実際に手続きを行った際の一部始終はこちら

Macbookの画面を無償交換してもらった話(手順と完了まで日数)

2018.11.11

補足情報

【2019年11月追加】交換対象は画面(液晶部分)or上部全体?

画面のみの取り替えか本体ごとの取り替えになるかは、修理工場で判断しているそうです。

修理が大掛かりになる場合、時短のために本体全取り替えのことが多いそうですが。

背面にステッカー等を張っている場合、破棄されてしまう可能性がありますので覚悟するか、問い合わせ時にスタッフの方に尋ねてみることをお勧めします。

預ける際のバックアップについて

端末を預ける(手続きを取る)前には「データのバックアップ」は取っておきましょう。
手続きの際に同意を求められますが、預けている間にデータが飛んでもApple側は保障してくれませんので。

追記:2019年11月に手続きされた方の情報によると、修理に出す際に「事前に必ず本体のバックアップ、全てのデータ削除」を依頼されたとのことです。私(店舗対応)の時はデータのバックアップのみで削除の依頼はありませんでしたので、対応ルートの違いでしょうか?

いずれにせよ、バックアップはマストですね。

私はTranscendの「StoreJet 25M3(1TB)」を使用しました(未だに愛用中)
ストレージブランドとしては安定のTranscendです。容量に対してのコスパも良く、耐衝撃性も◎です。
もし新しく外付けHDDを検討されているのであれば、参考にしていただければと思います。

再発の可能性と防止策について

交換した画面は対策品(傷がつかない仕様のもの)に変わっているのかどうかはきになるところ…

対策されていても良さそうなものですが、ネット上には1年ほどで再発したという情報もありました。

ストアの方に直接聞いてみたところ、やはり「再発しないと明言はできない」とのこと。

だからこその3年→4年の保証延長という情報が出ているのかもしれませんね。

<おまけ>公式推奨の画面クリーニング方法

実は公式の製品マニュアルに正しいお手入れ方法が書いてあります。

私は前機のAirを目の荒いタオルでごしごし擦りえらいことになってしまったので、以降は公式の情報を参考に以下のステップを踏んでいました(過去形なのはこのあと紹介する保護フィルムを現在貼っているため)
1. 本体の電源を落とす
2. 糸くずの出ない布を2枚用意(1枚乾拭き用、1枚水拭き用)
3. エアダスターで画面上のゴミ/ホコリを吹っ飛ばす
4. 水拭き用のクロスを水で濡らし固く絞る
5. クロスで画面を拭く(水拭き→乾拭き)
画面保護フィルムを貼る際の準備(クリー二ング作業)としてもおすすめの方法です。

クロスは「本体付属品」がベストですが、メガネ拭きでも十分代用可です。私が現在使っているのはこちら↓