ASUSのZenfone6で急速充電(Quick Charge)を試してみた

ガジェット

この記事は、Zenfone6(ZS630KL)に搭載されている急速充電を試した際の記録です。

電池切れ間近から満充電まで、どれくらいの時間がかかるのか?をアプリを使って監視してみました。

また「充電時の本体の温度はどこまで上がるのか」も併せてチェックしています。

Sponsored Link


ASUSのZenfone6で急速充電(Quick Charge)を試してみた

Zenfone6(ZS630KL)はASUSの展開するスマートフォン「Zenfone」シリーズの2019年フラッグシップモデルです。

5,000mAhと言う大容量のバッテリーを搭載しつつ「Quick Charge 4.0」という急速充電規格をサポートしています。

Quick Charge 4.0について

Quick ChargeはQualcomm社が策定した「Qualcomm社製プロセッサ (SoC)を搭載する端末で利用可能の高速充電規格」で、数字(バージョン?)によって仕様が異なります。

Quick Charge4.0は、簡単に説明すると
USB PDと互換性があり = USB PD対応のACアダプタでQC4サポート端末をUSB PDで充電可能
QC規格の後方互換性は無し = QC3.0やQC2.0対応のACアダプタで急速充電不可
という感じです。

ただし、公式のスペックにはQC4.0サポートと書いているだけで「QC3.0やQC2.0系に対応していない」とは書かれていないため、これらに対応したACアダプタでQCを使えてしまう(割とスマホあるあるです)可能性がゼロとは言い切れないというのが正直なところです。

QCやUSB PDについては、この方の記事が非常にわかりやすかったので詳しく知りたい方は参考にしていただければと。
>> 乱立するスマホ向け急速充電の規格をざっくり解説

Zenfone6で急速充電を行うために必要なもの

ASUSのZenfone6で急速充電(Quick Charge)を試してみた
今回は、本体購入時に付属していたASUS純正の充電ケーブルとACコネクタ(急速充電対応品)を使った際のパフォーマンスを測ってみました。

純正ACコネクタにはQuick Chargeの表記は特にないため、今回は「QC4.0と互換のUSB PDによる急速充電」ということになりそうです。

※左下は私が別途用意したUSB電圧計のため、急速充電には不要です。

ASUS Zenfone6で急速充電を試した結果(USB-PD)

Zenfone6急速充電を試すためにバッテリー残量減らし ただでさえ「5000mAh」と大容量のZenfone6。
今回は高画質動画視聴と3Dゲームの組み合わせで、なんとかバッテリーの残量4%まで落としました。

Zenfone6で急速充電する際の接続 接続はこんな感じになります。

Zenfone6で急速充電する際の電圧経過 電源に接続し、電圧計で通電を確認。
初めは5V代からスタートし、徐々に上がって最終的にこれくらいに落ち着きました。

Zenfone6で急速充電する際の端末画面表示 なお、急速充電中は端末のロック画面に「急速充電中」の表示が出ます(通常時は「充電中」)

しばらく放置しておいたところ、2時間ほどで完了していました。

Zenfone6で急速充電した際のバッテリー残量推移
アプリ(Battery Mix)で監視してみました。

5000mAhのバッテリーが残量4%から100%まで約2時間という驚異的なスピードです。

よく見ると、50%までは1時間かかっていませんね…

なお、後半の給電スピードが失速しているのはZenfone6の仕様で、過充電によるバッテリーへの負荷を避けるために7~8割を超えたあたりから徐々に供給量を弱めていく仕組みになっています。

上のグラフを見る限り、Zenfone6では「75%が壁」のようです。

75%に達するまではがっつり給電している感じで、端末の温度も高め。
ただし、40℃は超えないようにコントロールしているように見えます。

達した段階で徐々に供給電力を弱めていき、それに伴って端末の温度も下降。
ただ速いだけではないところも素晴らしい。

Zenfone6でQuickCharge3.0試してみた(成功)

Zenfone6でQuickChargeを試した際の充電機器 Quick Charge3.0に対応するモバイルバッテリー及び充電器でも急速充電を試してみました。

今回使ったのは社外品のモバイルバッテリー(QC3対応)+社外品の充電ケーブルです。

Zenfone6でQuickChargeを試した際の電圧表示 とりあえず接続。
初めは5V代からスタートして徐々に上がっていきました。

Zenfone6でQuickChargeを試した際の最終的な電圧表示 純正の充電器機利用時ほどではありませんが、電力は十分に供給されているようです。
充電完了までの時間も純正品利用時より少し長かったものの、感覚的にはほぼ変わらずといったところ。

どうやら、Zenfone6はQuick Charge3.0にも対応しているようですね!

Quick Charge4.0での急速充電は?

私自身も気になっているのですが、現状QC4.0対応のACアダプタがほとんど流通していないんですよね。
逆に2.0や3.0はあり過ぎてる困るくらいなのですが…笑
もし手に入ることがあれば、試してみるつもりです。
関連記事ASUS Zenfone6(ZS630KL)情報まとめTOP
関連記事Zenfone6はリバースチャージに対応(メリット・方法・注意点)

急速充電は便利な一方、デメリットは無いのか?

端末側での対策がされているので基本的には心配無用

結論から言ってしまうと、急速充電の技術自体にバッテリーの寿命を縮める要素(デメリット)はありません。

バッテリーの劣化の原因になると言われているのは「過充電」及びそれに伴う「温度の上昇(熱)」です。

Zenfone6も含め、最近のスマホは「満充電と判断した段階で給電を自動的にストップする」と言う仕組みになっていたりするので、過充電によるバッテリー劣化を心配する必要は無いかと。

充電アクセサリーは正規品がおすすめ?

以上のように「充電時にバッテリーにかかる負荷」については、メーカー側で十分な対策がされていると言えそうです。
しかし、私たち端末利用者側が気をつけなけらばならないこともあります。

それは充電アクセサリーは(急速充電対応品は特に)信頼できる製品を選ぶということです。

Zenfoneシリーズの急速充電については「純正ACアダプタ+純正ケーブルの組み合わせが一番(最大パフォーマンスが得られる)」といった声も多いので、Zenfone6でもとりあえずASUS純正品を使っておけば間違いなさそうです。

Zenfone6はリバースチャージ機能も搭載

Zenfone6は自分自身をモバイルバッテリーのように動作させ、他の端末を充電できる「リバースチャージ」と言う機能が利用可能です!
実際にやってみたところ、確かに動きました。
関連記事Zenfone6はリバースチャージに対応(メリット・方法・注意点)